私のこころの休養と健康づくり法(2006年4月1日)

「私のこころの休養と健康づくり法」

           あいち健康の森健康科学総合センター長 富永祐民

 休養には「からだの休養」と「こころの休養」がありますが、ここではここ
ろの休養を中心に述べたいと思います。「こころの休養」は「こころの健康づ
くり」と手のひらの裏と表のように密接に関係しています。こころの休養とこ
ころの健康づくりには、睡眠、入浴、趣味、旅行など、いろいろありますが、
先ず私が実行しているこころの休養・こころの健康づくり法をご紹介しましょ
う。

 「入浴」は毎日、手軽にできるこころの休養法です。一般に、入浴はやや低
めの湯温(38-40℃)でゆっくり入ることが推奨されています。しかし、
私はこのようなぬるめの湯ではもの足らなく感じるのです。私にとっての適温
は少し熱めの42℃位です。熱い湯に入ると、熱さを和らげるために、脳内麻
薬と言われるベーターエンドルフィンと言う物質が分泌され、気持ちよくなり
ます。肩か首まで湯につかり、フーッと2,3回大息を吐くとその日のこころ
の疲れが消えてしまいます。

 42℃のお湯では5-7分が限界で、深部体温の上昇も0.3-0.5℃程度
に抑えられます。40℃のお湯でも10分で0.3-0.5℃程度上昇しますか
ら、10分以上湯に浸からない方が安全です(30分も浸かると深部体温は1
℃以上上昇するので危険です!)。このように、入浴は毎日手軽にできるここ
ろの休養法だと言えます。休日にはさらに朝風呂にも入り、からだを暖め、リ
ラックスしています。しかし、汗をかく真夏は入浴せずに、シャワーを浴びる
だけですので、何となくもの足りなく感じています。

 「趣味」もこころの休養・健康づくりに役立ちます。私はいろいろな趣味を
持っていますが、陶芸も30年くらい続けています。陶芸はせいぜい週に1回
か、月に1、2回のペースでしかできません。しかし、ろくろに向かって作品
作りに集中したり、陶芸仲間と陶芸談義に花を咲かせていると、日頃の仕事の
ことや家庭のことはすっかり忘れてしまい、頭が空っぽになります。このよう
にして1週間分のストレスが発散でき、休日明けにはリフレッシュした気持ち
で仕事ができます。

 もう一つの趣味のニューオーリーンズジャズの鑑賞は休日などにマイカーを
運転しながら車内で聞いて頭の切り替えをしています。趣味は人によって違い
ますから、スポーツでも何でも仕事に関係がないもので、熱中できる趣味があ
れば同じ効果が得られると思います。

 「旅行」は少しお金と時間が必要ですが、気分転換、こころの健康づくりに
は有効です。私は毎年1、2回妻と一緒に泊まりがけの旅行に出かけています。
昨年は瀬戸内海一周のドライブ旅行と小笠原諸島の父島、母島への船旅をしま
した。旅行先では温泉と焼き物の窯元と地元のおいしい料理が揃っていたら最
高です。暇を見つけては日帰りの小旅行にも出かけています。入浴が毎日のリ
ズムなら、陶芸は毎週または毎月のリズムで、泊まりがけの大旅行は季節か年
のリズムです。これらをうまく組み合わすと効果的にこころの休養・健康づく
りがで、家族サービスにもなります。

 「散歩」はこころの健康づくりというよりもからだの健康づくりの要素が強
いのですが、私は休日の夕方などに妻と一緒に、あまりおしゃべりをしないで
近所の池の周りの散歩道、小川の堤防、近くの農道、公園、森や林の小径など
を散歩しています。散歩をしながら花や木、池や小川の水、時には水鳥、夕焼
け空を眺めるだけでも結構こころの休養・健康づくりになっています。また、
時々妻とあちこちのレストランへ「外食」に出かけていますが、これもこころ
の休養・健康づくりになっているような気がします。特に妻が食事代を払って
くれたときの効果は絶大です。