坪田流抗加齢法(2007年1月2日)

「坪田流抗加齢法」

          健康科学総合センター長 富永祐民

 俗に老化は「目、歯、魔羅」の順に進むと言われています。目の老化はもち
ろん、「老眼」のことですが、これは俗語で専門用語は「老視」だそうです。
老眼の本態は「加齢性の調節力の低下」ですが、個人差があり、一般には四、
五十歳頃から自覚することが多いようです。多くの人は「老眼は老化現象だか
ら仕方がない」とあきらめているかも知れませんが、慶応大学医学部眼科の
坪田和夫教授は2004年に日本評論社から「老眼をあきらめるな!目から始
まる不老の医学」と題する単行本を発刊して坪田流の不老法を紹介しておら
れます。坪田教授は眼科医ですから、本書で老眼(老視)、白内障、緑内障、
ドライアイ、黄班変性症などの目の病気や近視の手術のレーシックなどの最
新の治療法も詳しく解説しておられます。ここでは目の疾患と治療法は割愛し、
坪田流の不老術(坪田流抗加齢法)を紹介したいと思います。ちなみに、坪田
教授は眼科医である傍ら米国抗加齢医学会の認定医でもあり、不老学に関
する造詣が深く、自ら特有の不老術を実行しておられます。

【坪田流不老術(抗加齢法)のコツ】
 坪田教授は目の老化をはじめ、全身の老化はフリーラジカルによるところが
大きく、老化防止にはフリーラジカルの消去法を実行することが重要であると
考え、具体的には次の9項目(最初の5項目は基礎編、後の4項目は上級編)
を提唱しておられます。

(1)たっぷり水をとる(体内浄化のため):1日に2リットルを目標。
(2)深い呼吸:ゆっくりと腹式呼吸。
(3)睡眠を十分とる:1日7時間。
(4)適度な運動:筋肉トレーニングと有酸素運動とストレッチの三者併用。
(5)食生活の改善:部分より全体を、加工されていない食物、生きた食材、
   生きた土壌で育った食物を食べる。ただし、過食は禁物。
(6)サプリメント:ビタミンC、カロテン、ビタミンE、コエンザイムQ10、
ミネラル類。
(7)キレーション療法:EDTAの静脈注射。
(8)ホルモンケアー:性ホルモンDHEA、メラトニン。
(9)ストレスマネージメント:常にごきげんを選択、感動する。

 坪田教授はこれらを実行しはじめてから全身に活力がみなぎるようになり、
100歳はおろか、125歳位まで生きるつもりという意気込みで抗加齢術に励
んでおられます。紙面の制約で舌足らずになった部分が多くなっていますので、
関心がある読者は是非同書を購入して不老術(抗加齢法)にチャレンジして下
さい。坪田教授は2005年に宝島社から「みんなの若返り大作戦『不老』の方
法」と題する文庫本を発刊しておられますが、この内容は次号のE-ニュース
で紹介致します。