坪田流抗加齢法(続)(2007年1月16日)

「坪田流抗加齢法(続)」

          健康科学総合センター長 富永祐民


 前号(1月1日)のE-ニュースで坪田一男著「老眼をあきらめるな! 目から
はじまる不老の医学」(年評論社、2004年)に基づき、坪田流抗加齢法を紹介
しましたが、今回は坪田教授がその後に発刊した「みんなの若返り大作戦『不
老』の方法」(宝島社、2005年)の概要を紹介致します。この文庫本は2002
年に同社から発刊された「百歳まで生きる『不老!』の方法」の内容を補筆、更
新して文庫本化したものです。

 この本の冒頭には、30問からなる「あなたの本当の年齢は何歳?」というテ
ストがあります(同じ質問は前号で紹介した「老眼をあきらめるな! 目からは
じまる不老の医学」にも含まれています)。30問には睡眠、夜間排尿、食事、
水分摂取量、排便、飲酒、喫煙、運動、肥満度、歯の状態、検診受診歴、過去
にかかった病気、現在かかっている病気、性格、物忘れ度、集中力、気力、果
てはセックスの回数・欲求度まで含まれています。
全ての質問に対する回答は点数化されており、合計点から医学的な年齢が割
り出せるようになっています。筆者の場合は実際の年齢より1.4歳若い年齢に
なっていました。

 ここでは紙面の制約により2004年4月1日の朝日新聞に掲載されていた坪
田教授監修の10問からなる簡単な老化度(アンチエイジング度)のチェック法
を紹介しましょう。該当する項目が多いほど実際の年齢に比べて医学年齢が
若いと言えます。

Q1 睡眠時間は7-8時間とっている。
Q2 野菜や魚をよく食べている。
Q3 1日に水(お茶も含めて)を自分の体重の30分の1の量を飲んでいる。
Q4 お酒は飲まない。または少し(晩酌に1-2杯)飲む程度。
Q5 定期的に運動している。または体をよく動かしている。
Q6 BMI(体重kg÷身長m÷身長m)が21-22。
Q7 たばこは吸わない。
Q8 私生活や仕事で、大きなストレスはない。
Q9 趣味や生きがいを持っている。
Q10 くよくよせず楽天家、よく笑う方である。

 筆者の場合はQ1(睡眠時間が6時間で少し不足)とQ3(水分摂取量は1-
1.5リットル程度で、2リットルには及ばない)の2問が該当していませんでし     
たが、残りの8問は一応該当していました。読者の皆さんは何問該当してい
ましたか? (若い人でも今から)なるべく該当する項目を多くするように努力
して、老化や加齢現象を遅らせ、若返りに励んで下さい。8問目の仕事上の
ストレスは避けられないでしょうが、趣味を持つなどしてストレスの発散法を身
につけることはできるはずです。

 この本では初級編、中級編、上級編、プロ編の若返り作戦が示されてい
ます。紙面の関係で、項目のみ示しておきます。

初級編:たっぷり水分をとる。たっぷり睡眠をとる。
中級編:運動する。禁煙する。日本食を見直す。
上級編:ビタミンEを摂る。深い呼吸をする。ストレスマネージメントをする。
プロ編:ホルモンケアーとキレーション。