Vol.94(2006年4月16日配信)

あいち健康プラザEニュース Vol.94(2006年04月16日)

 あいち健康プラザEニュースは、手軽に役立つ健康情報とあいち健康プラザ
の情報を皆さんにお届けするため、月に2回(毎月1日及び16日前後)発行す
るメールマガジンです。

Vol.94の内容

☆ 健康づくりと生活習慣病予防こぼれ話44
「野菜食べて あと1000歩 歩こう」
   健康科学総合センター長 富永祐民

☆ 健康一口メモ
  「春の健康で気をつけたいこと」
      健康科学総合センター 保健師

☆ あいち健康プラザのイベント情報

☆ 健康開発館だより 
   「ヘルスアップコース エアロビクス」
         VOL.94の担当 運動指導員 定翔子

☆ 情報ライブラリーのおすすめ図書
   「いのちのリレー」 川久保美紀著  

☆ 編集後記
   健康科学総合センター健康促進部 櫛原照正

☆ 配信案内

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☆健康づくりと生活習慣病予防こぼれ話44

  「野菜食べて あと1000歩 歩こう」

           健康科学総合センター長 富永祐民

 2006年4月5日の中日新聞の朝刊に、「県内在住20-60代男性 4人に1人肥
満、野菜食べて あと1000歩 歩こう、 健康日本21あいち計画」という見出
しでイラスト付きの記事が掲載されていました。これは去る3月末にまとめ
られた健康日本21あいち計画の中間評価結果を紹介した記事です。お世辞
抜きで実に上手な記事であり、この記事を書かれた新聞記者に脱帽しました。
私どもが記事を書くと、恐らく「健康日本21あいち計画の中間評価結果の
概要」などの見出しで、記事の本文に、中年以降の男性の肥満者が増えてい
ること、歩行数が減っていること、野菜摂取量が以前に比べて増加しておら
ず、もっと摂取する必要があることなどを羅列していたと思います。しかし、
このような書き方では注目されません。新聞記事では内容の概略とポイント
がわかる見出しに加えて、中年男性が「あと1000歩・・」と言いながら必死
に歩いており、もう1人の男性が大きな口をあけて、片手でニンジンをつま
み、もう一方の手でフォークにピーマンを突き刺して口へ運び、キャベツや
トマトが盛られた皿を前において「野菜を!」と言いながら食べているカラ
ーのイラストが付いており、広報(コミュニケーション)の極意を教えられ
た気がしました。

 「健康日本21あいち計画」は平成11年度に厚生労働省が策定した「健
康日本21計画」に引き続き、愛知県の地域特性も考慮して平成12年度に
策定されました。健康日本21計画は10年計画で、生活習慣(栄養・食生
活、身体活動・運動、休養・心の健康づくり、たばこ、アルコールの5項目)
と生活習慣病(歯の病気、糖尿病、循環器疾患、がんの4疾患)の予防に関
して具体的な数値目標を定め、5年を経過した平成17年度に中間評価を行
っています。

 厚生労働省の健康日本21では9分野で延べ70項目ありましたが、あい
ち計画では愛知県独自の項目を加えましたので、延べ89項目に達しました。
これに健やか親子の25項目を加えると114項目にもなっています。これ
ではあまりに項目数が多く、めりはりのついた対策が立てられませんので、
中間評価に際し、21項目の重点項目を選定しました(健やか親子でも2項
目の重点目標を選定しているので、合計23の重点項目)。これらの項目に
ついてあいち計画策定時と中間評価時の結果を比較すると、いくつかの項目
ではすでに10年目の最終目標を達成しているか、順調に改善していました
が、改善はおろか悪化している項目がいくつかありました。特に目立ったの
は中年以降の男性の肥満と歩行数の減少、野菜摂取の減少などでした。その
ため、これらの悪化している項目が新聞記事の見出しになったのです。

 健康日本21あいち計画の中間評価ではすでに10年後の最終目標を達成
しているものもありましたので、これらについてはさらにハードルを高くし
た新目標値を設定しています。また、健康日本21計画および健康日本21
あいち計画策定時にはたばこ業界の強い要望により、「成人の喫煙率半減」
の目玉指標が撤回されてしまいました。しかし、その後健康増進法(平成1
5年5月)が施行され、たばこ規制枠組み条約(平成17年2月)も発効し、
たばこをめぐる社会環境は大きく変わってきました。そこで、愛知県では健
康日本21あいち計画の中間評価に際して「成人の喫煙率半減」が新規項目
として追加されました。これは新聞記事では紹介されていませんが、画期的
なことなのです。厚生労働省におきましても健康日本21の中間評価に際し
て喫煙率の半減(または適当は数値目標)を追加する動きがありますが、ま
だ決定していません。「成人の喫煙率半減」に関しては愛知県が国をリード
する形になっています。しかし、この目標を達成するためにはかなり強力に
たばこ対策を進める必要があります。



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☆健康一口メモ

  「春の健康で気をつけたいこと」
 
     健康科学総合センター 保健師

 新年度がスタートして2週間がたちました。新しい職場に異動になった方も多
くいらっしゃることと思いますが、新しい環境に少し慣れてきたところでしょ
うか。
 しかし、新しい環境に適応していくことは、それほど容易にできることでは
ありません。この時期は、ストレスがたまりやすい上に、解消することも難し
く、免疫力が低下しやすくなり、風邪をひいて長引かせてしまうことも少なく
ありません。十分に休養して、イキイキとすごしましょう。
こんな時期の休養の方法として・・・
注:十分な睡眠~睡眠時間の長さより、ぐっすり眠れるよう12時までには、寝ま
 しょう。
注:ゆったりとした入浴~40度程のぬるめのお風呂に半身で入り、こころも身体
 もリフレッシュしましょう。
注:リラクセーションの工夫~自分の好きなことを楽しみましょう。


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☆あいち健康プラザのイベント情報

●「健康公開講座」参加者募集中!
自分のために、大切な人のために、知っていますか?カラダのコト・・・
この講座は、生活習慣病などの身近な話題からストレスや認知症の問題まで、
幅広く6つのテーマを取りあげ、県民の皆様に自分自身の健康について考えて
いただける内容になっています。
詳しい内容はこちらをクリック→
http://www.ahv.pref.aichi.jp/hp/menu000000100/hpg000000068.htm


●健康づくり教室参加者募集中!
・・ゆったり滞在型教室「リラクセーション教室」・・
水中リラクセーションやグルメディナーなど、一泊二日で心も体もリラックス
体験はいかがですか?(5月20日~21日の実技は「つぼとマッサージ」です。)
◇日時 5月20日(土)~21日(日)11:30~翌日15:00 
◇定員人数 15名(要予約・先着順)
◇参加費用 13,000円(宿泊費は別途必要です)
◇締め切り 5月13日(土)
詳しい内容はこちらをクリック→
http://www.ahv.pref.aichi.jp/hp/page000000300/hpg000000204.htm


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☆健康開発館だより

   「ヘルスアップコース エアロビクス」

     健康科学総合センター健康開発部 運動指導員 定翔子

春のかおりを感じる今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか?日差し
も暖かくなり、運動には絶好の季節になりましたね!

さて、今回は「エアロビクス」についてご紹介したいと思います。皆さんエア
ロビクスと聞くとどのようなイメージを抱かれるでしょうか?「きつい」「激
しい」「恥ずかしい」といった声をよく耳にします。皆さんのイメージの中に
あるエアロビクスというと、80年代に流行した、キラキラハイレグに身を包み、
跳び回っているエアロビクスではないでしょうか?当時と比べると現在のエア
ロビクスはダンス的な技術よりも、有酸素的効果を重視した健康思考のエアロ
ビクスに変化してきています。

 私たち健康プラザで行っているエアロビクスは、年齢・性別を問わず、初め
ての方でもらくらく簡単に、とにかく楽しんで有酸素運動を行うことを目的と
しています。楽しい音楽にあわせてニコニコ笑顔で踊っていると、あっという
間に3~40分たってしまいます。今まで「エアロビクスはちょっとね・・・」
と感じていた方、一度挑戦してみませんか?Tシャツ・ジャージでお気軽にお
越しください☆




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☆情報ライブラリーのおすすめ図書

   「いのちのリレー」 川久保美紀著(2005/07 ポプラ社)
 
 「実は、校長先生はがんなのです。」
 教室に衝撃が走った。ぴーんと張り詰めた空気が流れる。教職員にすら正式
に伝えていなかった病名を、まず子どもの前で明かしたのだ。校長は、「いの
ち」と黒板に書くと子どもたちに問いかけた。
 「いのちって何だろう・・・?」

 末期がんで、余命宣言を受けながらも、子どもたちに命の尊さを伝えようと、
最期まで教壇に立ち続けた校長先生がいた。神奈川県茅ヶ崎市立浜之郷小学校
の初代校長、大瀬敏明さん。自らの体を教材にして子どもたちに向き合った大
瀬さんの授業は、いつしか「いのちの授業」と呼ばれるようになっていた。

 大瀬さんの「いのちの授業」には、自身の病気のことを語り、絵本を読み聞
かせるものと、歴史上の出来事をもとに「家族・命」について考えるものと、
2つのタイプがあった。後者の授業は、江戸時代に浅間山の噴火で被災した村
を題材にしていた。

 校長は、命には限りがあること。しかし、命はつながっていること。つなが
っているいるだけではなくて、命は永遠であること、心としての命は永遠に残
ること。つまり、死んでから後もみんなの心の中で生き続けることを子どもた
ちに、絵本や歴史的事実を取り上げながら分かりやすく話していきます。

 しかし、「いのちとは何か」という問いかけの答えは求めてはいません。授
業で何か1つ子どもたちの心に残すことができれば、あとは、子どもたちが成
長していく中で、自分で考えてくれればいい。そんな願いが込められています。
やせ衰えていく自分の姿を見せることで、子どもたちに命の重みを伝えていっ
た校長自らの「いのちの授業」は、多くの子どもたちに「いのちとは何か」を
問いかけていった。
 
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☆編集後記
  健康科学総合センター健康促進部 櫛原照正

 花見の季節も過ぎ、皆様もそろそろ新しい環境に慣れた頃じゃないかと思い
ます。
 さて、このEニュースですが、今回から編集担当者が変わりました。
 担当は変わりましたが、内容は今まで同様に皆様の健康づくりに役立つ情報
を発信していきますので、ご愛読よろしくお願いいたします。
 

 「あいち健康プラザEニュース」へのご意見・ご要望をお待ちしております。

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☆配信案内

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