Vol.100(2006年7月16日配信)

あいち健康プラザEニュース Vol.100(2006年07月16日)

 あいち健康プラザEニュースは、手軽に役立つ健康情報とあいち健康プラザの
情報を皆さんにお届けするため、月に2回(毎月1日及び16日前後)発行する
メールマガジンです。

Vol.100の内容

☆ 健康づくりと生活習慣病予防こぼれ話50
「体を温めると病気が治る」
  健康科学総合センター長 富永祐民

☆ 健康一口メモ
  「蚊の習性」
     健康科学総合センター健康促進部 太田泰司

☆ あいち健康プラザのイベント情報

☆ 健康開発館だより 
   「真夏のトレーニングを応援します!」
     健康科学総合センター健康開発部 運動指導員 山本弥生

☆ 情報ライブラリーのおすすめ図書
   健康科学総合センター健康促進部 櫛原照正 

☆ 編集後記
   健康科学総合センター健康促進部 櫛原照正

☆ 配信案内

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☆健康づくりと生活習慣病予防こぼれ話50

  「体を温めると病気が治る」

   健康科学総合センター長 富永祐民
 
暑い季節に「体を温める」話題は不適かも知れませんが、今回は三笠書房から
発刊されている石原結實著の「体を温めると病気は必ず治る」と題する単行本の
内容を紹介したいと思います。著者の石原氏は長崎大学医学部を卒業した医師で
同大学の大学院を修了して医学博士の学位を得た後にスイスのベンナー病院へ留
学し、自然療法を研究しています。そもそもこの本を読む気になったのは、ある
商業雑誌に「体を暖めて免疫力アップ」という1頁の記事が目にとまり、内容を
詳しく知りたいと思ったからです。この本はかなり売れているようで、5月の時
点で57万部を越えていました。石原氏はこの単行本の他に、「病は冷えから」
(光文社)など多数の著書を発刊し、「おもいっきりテレビ」にも出演していま
す。

 石原氏の理論の概要を紹介しますと、体温が平熱より1度下がると免疫力は3
0数%低下し、逆に1度上がると5-6倍上昇するとのことです。そのメカニズ
ムについて愛知医大の伊藤要子助教授の熱ショック タンパク(HSP)の産生
と機能に関する研究を引用し、体温が上昇するとHSPが産生され、壊れたタン
パク質を修復したり、破壊して細胞の機能を正常化し、免疫能も高めるからであ
るとしています。一般に、ウイルスや細菌に感染すると発熱しますが、これは一
種の防御反応であり、あわてて解熱剤など使用して体温を下げると、感染症の治
りが遅くなって病気が長引き、逆効果になる可能性があります。私は風邪を引く
と、初期の段階で大量のビタミンCは服用しますが、解熱剤は服用せず、熱は出
たままにして無理をしないようにしています。そのせいか治りは早いです。子ど
もの発熱は心配でしょうが、あわてて解熱剤を投与して熱を下げないで、水分補
給をして、安静にしておく方がよいと思っています。わが家の5人の子どももこ
の方法で育てました。

 さて、石原氏の「体を温めると病気は必ず治る」では、最初に体温を上げるこ
とにより免疫力、抵抗力が上昇することを述べた上で、食べ物や運動などにより
体温を上げる方法を紹介しています。食べ物では暑い夏でも冷たいペットボトル
の飲料などを避け、熱い生姜紅茶など、体が温まる飲み物を勧めています。生姜
(ジンジャー)はインド原産で、ジンゲロンなどの辛みのある薬効成分を含んで
おり、古くから多くの漢方薬で処方されています。生姜は気の流れ、血液の流れ
水の流れをよくするとのことです。

 生姜紅茶の作り方は、熱い紅茶にすり下ろした生姜を適量入れ、黒砂糖(また
は蜂蜜)で甘みをつけます。生姜湯の場合は熱い白湯にすり下ろした生姜を適量
入れるだけで簡単に作れますが、生姜紅茶の方がおいしそうです。石原氏は生姜
紅茶の他に生ジュースを飲むことを勧めています。1日3杯分(約550ミリリ
ットル)の生ジュースの作り方は、ニンジン2本、リンゴ1個が基本で、これに
キャベツ、セロリ、レモン、シソの葉などのいずれかを少量(50-100グラ
ム)加えて作るのがおいしい生野菜ジュースを作るコツのようです。

 石原氏は体温の上げ方として、生姜紅茶などの他に、半身浴、ウオーキング、
スクワットなどの運動を勧めています。

 暑い夏でもアイスコーヒーより、ホットコーヒー、冷やし中華より、熱いラー
メンの方が体に良さそうですね。暑い夏には冷えたビールはおいしく、気の流れ
や水の流れをよくするでしょうが、前回(7月1日号)のE-ニュースで紹介し
ましたように、酒が強くない人(昔は少量しか飲めなかったのに、だんだん強く
なった人、すぐ顔が赤くなる人)は用心して、節酒に心がけてください。

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☆健康一口メモ

  「蚊の習性」
 
   健康科学総合センター健康促進部  太田泰司

 人間が快適な気温である20~30℃になると私たちを困らせる「蚊」が活発
に動き出します。日本では、110種類以上も生息しているといわれる蚊ですが
一般的にはヒトスジシマカやアカイエカなどが私たちの血を吸います。

 蚊が近寄る理由には、人や動物の呼気に含まれる二酸化炭素、気温より高い体
温そして皮膚からの分泌液や汗の成分が混ざりあったニオイが関係します。驚く
ことに、感知する距離は25m~35mも先からだそうです。しかし、これらのこ
とを普段防ぐには難しいようです。できれば、蚊を減らして近づけたくないもの
ですね。

 蚊の子供は、ボウフラですがほんのちょっとした水たまりであっても蚊は卵を
産んでボウフラが生まれ、大きくなって蚊になります。ですから、できるだけ蚊
を増やさないためにも、自分の家のまわりで水たまりなどができないようにしま
しょう。また、昆虫にはハーブの匂いは刺激臭になるらしく近寄らなくなるそう
ですので庭に好きなハーブを植えてみるのもどうでしょうか。ちなみに、私の家
ではバジル系で少し匂いはきついですが、蚊が減ったような気がします。

 あいち健康プラザの健康科学館では、7月22日(土)から8月31日(木)
まで、「自然と生命、生活と環境」をテーマに、アマゾンに棲む昆虫にスポット
をあてた「ムシの世界をわくわく体験 アマゾン昆虫博」を開催します。ヘラク
レスオオツノカブトやネプチューンオオツノカブトなど、アマゾンの地で環境に
合わせて姿を変えた昆虫たちのすばらしさを是非ご覧ください。

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☆あいち健康プラザのイベント情報

●健康づくり教室参加者募集!
 通所型エンジョイコース〔健康アクアビクス教室(9月分)〕〔やさしいアク
アビクス教室(9月分)〕〔健康エアロビクス教室(10月分)〕の募集を8月
1日から開始します!
 詳しくはこちら →
 http://www.ahv.pref.aichi.jp/hp/menu000000100/hpg000000062.htm

●夏休みは健康科学館だ!
 1 企画展示「ムシの世界をわくわく体験 アマゾン昆虫博」
   強くて人気のカブトムシをはじめ、キレイなチョウや、世にも不思議な珍
  虫・奇虫が勢揃い!!
   7月22日は、特別イベント「昆虫楽入門」もあるよ!
  詳しくはこちらをクリック! →
  http://www.ahv.pref.aichi.jp/hp/page000002600/hpg000002511.htm

 2 「健康科学じゅく」開催!
   体験学習や自由研究が好きな人は集まれ! 
   詳しくはこちらをクリック! →
   http://www.ahv.pref.aichi.jp/hp/page000002600/hpg000002510.htm

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☆健康開発館だより

  「真夏のトレーニングを応援します!」

   健康科学総合センター健康開発部  運動指導員  山本弥生

 いよいよ暑い夏、到来です。地上に降り注ぐ有害な紫外線量も増えます。紫外
線量は、年間を通してオゾンの量が減る8月頃にもっとも多くなると言われてい
ます。紫外線を浴びると、肌の柔軟性を支える真皮の構成成分であるコラーゲン
・エラスチンがダメージを受け、女性に大敵なシミ・そばかす・シワの原因にも
なり、しいては皮膚がん・白内障などの危険性が高まります。

 また、直射日光を受けながらのウォーキング・ジョギング等の実施は日射病・
熱中症・脱水症の危険も高くなります。水分補給はこまめにおこない、長時間の
実施は避け、室内でのトレーニングをおすすめします。

 そこで涼しいあいち健康プラザで気持ちのいい汗を流してみませんか?プラザ
ではアスレチックルーム・ジョギングトラック・温水プール・レクリエーション
ジム・リラクセーションルーム等他にもいろんな施設があります。

 「今まで運動なんてやったことがないから不安だわ」と思っている方でも大丈
夫!

 運動・食事・保健等各分野の専門スタッフが皆さんの健康づくりをサポートし
ます。ぜひあいち健康プラザにお越しください。スタッフ一同、あなたのお越し
をお待ちしています。

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☆情報ライブラリーのおすすめ図書
健康科学総合センター健康促進部 櫛原照正

7月の情報ライブラリーのテーマは、「みなおそう食生活」です。
 前号にひきつづき、食にまつわる書籍を紹介したいと思います。


・「健康力アップ サプリメント」  佐川良寿(2003/12 保健同人社)
 前号でとりあげた「トクホ」だけではなく、いわゆるサプリメントと呼ばれる
ものと、保健用医薬品との違いや、目的別の商品、巻末資料として商品一覧など
「これもそうだったのか」と思うほどたくさん掲載されています。


・「クスリになる食べ物辞典」 池上保子監修(1998/3 ナツメ社)
 189の食品を、病状別に効能と調理方法、おいしく食べるレシピを紹介して
います。
 季節柄、夏ばてに効く食材と調理法・・・などは、すぐに使えそうですね。


・「からだに効くキッチン食べ物事典」 根本幸夫(2000/12 高橋書店)
 こちらもレシピ紹介本ですが、野菜、穀類、豆類、魚介、肉・卵、果実、調味
料香辛料の項目に分け、さらに食材別に効き目とメニューを紹介しています。
 巻末に効能一覧表も載っています。

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☆編集後記
  健康科学総合センター健康促進部  櫛原照正

 Eニュースもおかげさまで、通算100号を迎えることができました。
 現在の月2回配信の形になってからはちょうど50回を数えるわけですが、
毎回着実に御覧いただいている方が増えていて、ちょっとずつでも内容に関心
をもたれる方が多くなってきているのかなぁ、と受け止めています。
 7月22日土曜日には、「地域健康長寿シンポジウム」も行いますので、健
康長寿に関心のある方はぜひ足を運ばれては如何でしょうか。


 「あいち健康プラザEニュース」へのご意見・ご要望をお待ちしております。

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☆配信案内

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