Vol.115(2007年3月1日配信)

あいち健康プラザEニュース Vol.115(2007年03月01日)

 あいち健康プラザEニュースは、手軽に役立つ健康情報とあいち健康プラザ
の情報を皆さんにお届けするため、月に2回(毎月1日及び16日前後)発行
するメールマガジンです。

Vol.115の内容

☆ 健康づくりと生活習慣病予防こぼれ話65
「私の脳卒中?体験記」
健康科学総合センター長 富永祐民

☆ 健康一口メモ
「水分補給の大切さ」
   健康科学総合センター健康開発部 運動指導員 久野智恵理

☆ あいち健康プラザのイベント情報

☆ 健康開発館だより 
  「健康づくりのきっかけ作り」
   健康科学総合センター健康開発部 保健師 板倉佳里 

☆ 情報ライブラリーのおすすめ図書
  3月のテーマ「のばそう!健康寿命」  
   健康科学総合センター健康促進部 櫛原照正

☆ 編集後記
 

☆ 配信案内

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☆健康づくりと生活習慣病予防こぼれ話65

 「私の脳卒中?体験記」

  健康科学総合センター長 富永祐民


 厳寒期は血圧が上昇しやすく、脳卒中にかかりやすい時期です。実は私も2
月上旬に“脳卒中のような病気”にかかりました。具体的には2月初旬頃から
徐々に右脚の動きが悪くなり、歩行速度が落ち始め、その内に右上腕の動き
もぎこちなくなりました。私の場合は普通の脳卒中のように、突然発病したわけ
ではなく(ひょっとしたら、寝ている間に発症したのかも知れないと思っていまし
た)、症状は徐々に進行しました。

脳卒中にはいろいろなタイプがあります。典型的な脳卒中は昔多かった「脳出
血」で、高血圧の存在下にたんぱく質の摂取不足などでもろくなった血管が切
れ、脳内出血を起こします。もう一つのタイプは「脳梗塞」で、比較的大きな脳
動脈が動脈硬化と血栓で閉塞されるタイプですが、最近は細い脳動脈が閉塞
して発症する「ラクナ梗塞」なども増えています。中には心房細動による不整脈
などで心臓内に出来た血栓がはがれて脳動脈を閉塞する「脳栓塞」もあります。
また、一過性に手足の動きが悪くなったり、口がもつれたりする「一過性脳虚
血発作」もあります。これらの脳卒中の共通の基盤として、高血圧、老化に伴う
動脈硬化があります。さらに、「くも膜下出血」は脳動脈瘤が破裂して激しい頭
痛、吐き気などがみられる致命率の高い脳卒中で、30歳代、40歳代の比較
的若い女性にもみられます。

さて、私の右脚、右腕の動きが徐々に悪くなるのはどのタイプの脳卒中でしょ
うか?私は自己診断で“ラクナ梗塞”ではないかと思いました。それにしても、
血圧は正常、血清コレステロール値も正常、血糖値も正常、たばこも吸わず、
大酒も飲んでいません(実は飲めない)ので、いわゆる脳卒中の危険因子は
何一つ無く、強いて言えば、老化に伴う脳動脈硬化くらいしか思い当たるもの
がありません。

2月初旬から徐々に右脚の動きが悪くなり、ついに2月8-9日に厚生労働省
の循環器疾患・生活習慣病予防に関する研究班の班長発表会が開催され、
2日目の午前中に座長の勤めを終わってから、退席し、急いで名古屋へ引き
返しました。一刻も早く病院を受診した方がよいと思い、家族に駅まで迎えに
来てもらい、自宅にも立ち寄らずに愛知医大の高度救急救命センターへ飛び
込みました。直ちに内科医の診察を受け、脳のCT検査を受けました。内科医
はCT所見を診てしきりに「最近脳を強く打ったことはありませんか?」と尋ねた
が、「思い当たるふしはありません」と答えた。しばらくして付き添っていた家内
が私が昨年12月に北海道へ出張した時に雪道でひっくり返ったと言っていた
ことを思い出しました。そう言えば、ちょうど2か月前に札幌へ出張した時に、
飛行機便の関係で会議までに3-4時間待ち時間がありましたので、その間
に小樽を訪問しました。一般の観光客が押し寄せる運河付近を素通りして、小
樽湾を見下ろしたいと思い、小樽湾に面した小高い丘へ登りました。小樽では
すでに雪が積もっていました。丘から下へ降りる際になだらかな道を引き返さ
ずに、近道をして急勾配の坂道を降りようとしました。雪の下の路面が凍結し
ていたものとみえ、1,2歩踏み出したとたんにドデンと真後ろへひっくり返り、
後頭部と背中を強打しました。しかし、痛みも消えていき、当日は頭蓋内出血
の兆し(頭痛、吐き気など)もなく、一安心し、この転倒事件は完全に記憶から
消失していました。 

私の脳卒中?は「慢性硬膜下血腫」による脳の圧迫症状であったのです。
救急救命センターで脳外科医に診てもらい、すぐにドレーンを設置して溜まっ
た血液を抜いた方がよいと勧められ、そのまま手術室へ直行し、ドレーンを設
置してもらいました。一晩で約140mlの血液が排出され、翌朝には症状は劇
的に改善しており、その日の内にドレーンを抜いてもらいました。経過観察、
傷口のガーゼ交換、抜糸などのためにその後1週間入院していましたが、入
院中にすっかり元気になりました。結婚して以来、今日まで1週間も休養した
ことがありませんでしたので、改めて休養により“本来の元気”が回復すること
を痛感しました。私も今年中に満70歳になりますので、ぼつぼつ仕事のペー
スを落として無理をしないようにしようと思った次第です。


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☆健康一口メモ

 「水分補給の大切さ」
 
  健康科学総合センター健康開発部 運動指導員 久野智恵理


 運動中こまめに水分補給を行っていますか?喉が「乾いたな」と思ったとき
には既に体は脱水状態になっています。

 人間は普段の生活から汗をかいています。運動をすればなおさらですね。汗
をかくと体内から水分と塩分が失われ、補給しないと脱水症となります。運動
前および運動中にこまめに水分を補給すると、体温上昇や脱水、および脱水に
伴う循環機能の低下が軽減されます。運動をする際、積極的に水分補給を行い、
運動後の体重減少が2%以内に収まるようにします。

 具体的には、運動前は直前30分くらい前に250~500ml程度を数回に分
けて、運動中は20分に1回をこまめにとります。運動後も、食事での食べ物も
含めて就寝前までに体重減少分を補える量を分けてとることを目安に水分補
給を行いましょう。

 プラザでトレーニングするときはもちろん、ご家庭でのウォーキングの際も
実行し、安全に楽しく運動しましょう!運動と水分補給はセットです。


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☆あいち健康プラザのイベント情報

◇お待たせいたしました!◇
●あいち健康プラザでは、平成19年度健康づくり教室の参加者を募集いたし
 ます。
・じっくり通所型教室
 あなたの健康状態を改善し、健康づくりの習慣化を目指す本格的コースです。
・ゆったり滞在型教室
 一泊二日で健康づくりを学ぶ。楽しみながら学ぶゆったりコースです。
・一日実践型教室
 健康チェックから実践方法まで、1日で体験する健康づくりの入門コースで
 す。
 詳しくは、こちらをクリック!
 →http://www.ahv.pref.aichi.jp/hp/menu000000100/hpg000000062.htm

◇健康とパソコンを楽しく学ぼう!◇
●パソコン健康教室
「平成19年度オリジナル健康カレンダーを作ろう!」」
 新年度を迎えるにあたって、あなたの生活習慣を見直し、健康カレンダーを
 作りましょう!
 ◆日時 平成19年3月15日(木)
  初級者向 10:30~12:00
  中級者向 13:30~15:00
 ◆定員 各回20組(1組2名まで)
 詳しくは、こちらをクリック!
 →http://www.ahv.pref.aichi.jp/hp/page000000300/hpg000000298.htm

◇今度の日曜が最終日です!お見逃しなく◇
●健康科学館冬の特別展示「なりきり!忍者道場」
 ~平成19年3月4日(日)まで 好評開催中!
 忍者に必要なのは、知力・体力・集中力。
 キミも、忍者道場で修業しよう!!
 詳しくは、こちらをクリック!
 →http://www.ahv.pref.aichi.jp/hp/page000002600/hpg000002569.htm


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☆健康開発館だより

 「健康づくりのきっかけ作り」

  健康科学総合センター健康開発部 保健師 板倉佳里

  
 今、世間は健康ブーム。健康に関する情報を毎日あちらこちらで目にします。
それでも、「健康にいいことは、たくさん知っているけれどなかなか始められな
い。」とか、「自分の健康のために、何かやらなきゃいけないとは思っているけ
ど、何から始めていいのか分からない。」という方が少なくないようです。

 そんな時は、健康開発館の「簡易健康度評価」をおすすめします。簡易健康
度評価では、生活習慣に関するアンケートと簡単な体力測定を行ない、生活習
慣の振り返りや現在の体力の確認などができます。そして、今よりももっと健康
に暮らしていくためのヒントを見つけることができるはずです!私たち保健師が、
そのヒントを発見するためのお手伝いをさせていただきます。

 「健康にいいことをたくさん知っている」というあなたは、そのたくさん知ってい
る情報の中から、自分にあった健康づくりの方法を探すために。「健康のために
何かを始めたいが、何をはじめていいか分からない」というあなたは、健康づく
りを始めるきっかけ作りのために。「簡易健康度評価」をぜひご利用ください。


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☆情報ライブラリーのおすすめ図書
 
 3月のテーマ「のばそう!健康寿命」  
 
  健康科学総合センター健康促進部 櫛原照正
  
  
 3月の情報ライブラリーのテーマは、「のばそう!健康寿命」です。
 今号と次号は、高齢者を対象にした書籍をピックアップします。

・「この日本で老いる」中島健二著(1999/11 世界思想社)
老いるという経験は、誰しも通る道でありながら、そのときにならないと誰
も体験できません。
 健康寿命というテーマとは若干外れますが、生きていれば誰にでもやってき
て、かつどんな問題が起きるのか、メンタルの面からの心構えや生きがいにつ
いて書かれています。

・「定年後の健康百科」蔵本築著(1995/12 東京化学同人)
 今現役バリバリで働いている方や、これから働こうとする方などには、定年
を迎える時のからだや心の状態はピンとこないと思いますが、年をとったら老
化が進行しなくなるのではなくて、例えば動脈硬化は60を過ぎても進行する。
 では、そのときになったらどんな生活をすればいいのだろうか、それを知る
のにいい1冊です。

・「健康な暮らしと運動」
  東京都老人総合研究所編(1995/10 東京化学同人)
 年をとっても健康で活力に満ちた生活をするために、何をすればいいんでし
ょう。
 いいと言われて動かしすぎてもよくありませんが、程よい運動は効果的。
 かなりの分量で、歩くことについて書かれています。
 高齢の方だけではなく、バリバリ働いている方にも、手ごろなページ数でお
すすめです。


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☆編集後記 
いよいよ3月です。
 3月の暦の中に啓蟄という日がありますが、3月6日前後の日を指し、大地
が暖まり冬眠をしていた虫が穴から出てくる頃を言うのだとか。
 そう言われれば、太陽の傾き加減も「なんとなく春っぽくなった」気がしま
せんか?

 さて、イベント情報欄で告知しましたが、いよいよ平成19年度健康づくり
教室の募集がはじまりました。
 目的別に、さまざまなタイプのプログラムをご用意しました。
 
 今まで継続的に参加していて、「4月以降も受けたい!」と思う方にも。
 これまで関心があっても時間に余裕がなかったり、タイミングを逃していた
方にも。
 このEニュースを見て、「おっ?」と思った方にも。
 是非、ご参加ください。

 また、4月から、火曜日から木曜日のご宿泊の方は、これまでよりもずっと
おトクな料金で宿泊できます。
 すべての客室が対象になりますので、詳しくはお尋ねください。


 「あいち健康プラザEニュース」へのご意見・ご要望をお待ちしております。

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☆配信案内

◇ご意見、ご要望はこちらまで 

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タンをクリックしてください。

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注:平成15年10月以前にご登録の方は、「私のパスワードを送って下さい」ボ
タンを押してください。登録メールアドレスにパスワードが送られます。

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◇あいち健康プラザ:http://www.ahv.pref.aichi.jp/