Vol.209(2011/2/1配信)

あいち健康プラザEニュース Vol.209(2011/02/01)

 あいち健康プラザEニュースは、手軽に役立つ健康情報とあいち健康プラザの情報を皆さんにお届けするため、月に2回(毎月1日及び16日前後)発行するメールマガジンです。

Vol.209の内容

☆ 健康あれ・これ 第68回
  「"ロコモ" (ロコモティブシンドローム、運動器症候群)をご存知ですか?」
             健康科学総合センター長 高橋利忠

☆ 健康一口メモ
  「メタボの原因、内臓脂肪を減らすには」
             健康科学総合センター健康開発部 運動指導員 井上啓貴

☆ 健康開発館プール利用再開に伴う無料開放のご案内

☆ あいち健康プラザのイベント情報

☆ 健康開発館だより 
  「曾祖母と畑へ収穫に、ついでにメタボ予防?」
             健康科学総合センター 健康開発部 医師 松本綾子

☆ 情報ライブラリーのおすすめ図書

☆ 編集後記

☆ 配信案内

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☆ 健康あれ・これ 第68回

  「"ロコモ"(ロコモティブシンドローム、運動器症候群)をご存知ですか?」

             健康科学総合センター長 高橋利忠

 日本では高齢化が急速に進んでおり、それに伴い寝たきりや介護を必要とする人々が増えつつあります。2007年度の国民生活基礎調査によると、要支援の要因として、約3人に一人が、また要介護の要因としては、約5人に一人が転倒・骨折や関節疾患など運動器の疾患によるものであり、特に女性で顕著に見られます。

 これら運動器の疾患に注意をうながすため、日本整形外科学会は2007年に"ロコモティブシンドローム"という概念を提唱しましたが、"運動器の障害のために、要介護となっていたり、要介護の危険性が高い状態"を指します。"ロコモティブ"は運動器を意味し、"シンドローム"は似たような症状を示す病気の総称で、症候群とも呼ばれます。同学会としては、最近メタボリックシンドロームが"メタボ"という通称で世に知れ渡ったように、ロコモティブシンドロームは"ロコモ"という通称で多くの方々に知ってほしいと考え、このような概念を提唱した、とのことです。

 同学会のホームページや、昨年当プラザの健康公開講座でご講演いただいた国立長寿医療研究センターの松井康素先生の資料等を参考に、ここに"ロコモ"の診断法や予防法を簡単に紹介します。

 ロコモを診断するために、7つの症状があげられており、これを"ロコモチェック"と呼んでいます。

(1)片脚立ちで靴下がはけない。
(2)家のなかでつまずいたり、滑ったりする。
(3)15分くらい続けて歩けない。
(4)横断歩道を青信号で渡りきれない。
(5)階段を上るのに手すりが必要である。
(6)2kg程度の買い物を持って帰れない。
(7)布団の上げ下げ等、体に負担がかかる家事をすることが難しい。

 このうち一つでも症状があればロコモの心配があります。
 ロコモの原因は、加齢に伴うバランス能力や、筋力の低下によりますが、放置すると、関節の変形(変形性関節症)、脊柱管の狭窄(脊椎骨狭窄症)や、骨密度の低下(骨粗しょう症)等、介護を必要とするような疾患に進展する可能性が高くなります。
 上記のロコモチェックで、ロコモの心配がある方は、予防のためのトレーニングを始めるように勧めています。これを"ロコトレ"と呼んでいますが、下記の2つの運動です。

(1)床につかない程度に片足をあげる"開眼片脚立ち"。左右一分間ずつ、一日3回程度。
(2)立位から、ひざが90度以上に曲がらないように、お尻をゆっくり下ろし、立位にもどる"スクワット"。深呼吸のペースで5−6回繰り返す。これを一日3回程度。

 注意点としては、転倒を避けるために、必ずそばに机や椅子等、捕まるものを用意しておくこと、また、どこかに痛みを感じたり、症状が悪くなったりした時には、医師に相談すること、等です。

 このほか、ストレッチ、関節の曲げ伸ばし、ラジオ体操、ウオーキング、各種スポーツを積極的に取り入れるように推奨しています。
 日本は世界一の長寿国でありますが、今後は自立した生活が可能な"健康寿命"の延伸を目指し、"介護期間"の短縮を図っていく必要があります。ちなみに2003年の統計(OECD)によると、健康寿命は男性で72.3歳、女性で77.7歳と世界一であり、介護期間は男性で約6.1年、女性で7.5年となっています。皆様ご存知のとおり、昨年4月から介護予防支援センターがプラザ内に設置され、活動が開始されていますが、今回紹介したロコモをご承知いただき、関節や骨・筋肉の健康の維持に心がけていただきたいと思っています。



☆健康一口メモ

  「メタボの原因、内臓脂肪を減らすには」

             健康科学総合センター健康開発部 運動指導員 井上啓貴

 内臓脂肪の蓄積がメタボの原因というのは、もうご存じですね。その内臓脂肪を減らすには、ウォーキングや自転車運動といった有酸素運動が有効です。多くの脂肪をエネルギーとして使う事ができることがその理由です。また、効率よく脂肪を使うには十分な酸素が必要なので、強度の高い運動よりも、会話ができる程度の運動が効果的です。

 例えば、「20分以上行なわなければいけない」というような、運動の持続時間にこだわらず、短時間でも良いので、とにかく今よりも活動量を増やすとよいでしょう。

 健康づくりのための運動指針は、内臓脂肪の減少には、速歩レベルの運動で1週間の合計150分を推奨しています。
 メタボリックシンドロームを予防するために、あなたはどのように活動量を増やしますか?



☆健康開発館プール利用再開に伴う無料開放のご案内

 平成22年10月1日より天井耐震工事のため休業しておりましたが、平成23年2月1日(火)より利用を再開させていただきます。

 休業中は大変ご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。

 なお、平成23年2月1日(火)は、先着100名の方を対象に無料開放を行います。

 今後もより快適な施設を目指し運営してまいりますので、皆様のご利用を職員一同心よりお待ち申し上げます。

 詳しくはこちらをクリック!
  http://aichi-kenkoplaza.jp/v.p?002c6mYS4GK



☆あいち健康プラザのイベント情報

◇健康づくり教室に参加しませんか!◇
●ゆったり滞在型教室
 ◆「充実検査で健康ステップアップ教室」
 1泊2日でゆったり泊まりながら、あなたにピッタリの健康づくり法を学ぶことができます。医師をはじめとする専門スタッフから、毎日の生活に取り入れることのできるポイントをじっくりと聞くことができます。

   日時:2月12日(土)〜13日(日) 10:00〜翌14:30
   締切:2月 5日(土)

 詳しくはこちらをクリック!
  http://aichi-kenkoplaza.jp/v.p?012c6mYS4GK

●1日実践型教室
 ◆「ウエルネス教室」
 健康づくりの重要性の理解は広まりつつあります。しかし、自分自身は今、何から始めてよいか、どのような方法で行ったら安全で効果的か、わからない人が多いようです。この教室では、健康度評価の結果に基づいて、運動実技や栄養体験、講義を行ないます。ご自分の健康づくりのきっかけを私達プラザスタッフと共に探しませんか?

   日時:3月 4日(金) 9:00〜16:00
   締切:2月27日(日)

 詳しくはこちらをクリック!
  http://aichi-kenkoplaza.jp/v.p?022c6mYS4GK

◇健康科学館で、楽しく遊ぼう!◇
●冬の特別展示「絵本の森で大活躍!」大好評開催中!

  童話の主人公になりきって物語を体験しよう!
  思いっきりからだを動かそう!

 ◆期間 〜平成23年3月6日(日)

 詳しくはこちらをクリック!
  http://aichi-kenkoplaza.jp/v.p?032c6mYS4GK

●工作ランド
 ◆日時
 「おひなさまをつくろう」
   2月 5日(土)・ 6日(日)
      12日(土)・13日(日)・27日(日)

  各日 1)10:00〜12:00、2)13:30〜15:30

 ◆定員 各回70名(開始時間の30分前に工作ランド受付で整理券配布)

 詳しくはこちらをクリック!
  http://aichi-kenkoplaza.jp/v.p?042c6mYS4GK



☆健康開発館だより

  「曾祖母と畑へ収穫に、ついでにメタボ予防?」

             健康科学総合センター 健康開発部 医師 松本綾子

 2011年を迎え、いかがお過ごしでしょうか。
 我が家は、祖母作の無農薬野菜のお雑煮に始まり、甥や姪との交流もできて楽しいお正月でした。お正月の間はのんびりしていた祖母ですが、普段は畑に毎日通い、趣味の太極拳やカラオケと忙しい日々を過ごしています。一方、甥や姪は外出せず、携帯ゲーム機にかじりついて動きません。時代の流れでしょうか・・・。

 近年、子どものメタボリックシンドローム(メタボ)も注目されています。基準は大人と同様にお腹周り(ウエスト周囲径)『中学生80cm以上、小学生75cm以上、もしくはお腹周り(cm)÷身長(cm)=0.5以上』が必須項目で、その他に血液検査で基準を上回るとメタボと診断されます。ですが、生活習慣を少し整えるだけで改善が可能です。

 改善ポイントは、規則正しい食生活とできる範囲の運動が基本となります(大人と同じですね)。我が家では、曾祖母と畑へ、お正月ボウリング、福袋を買いにショッピングなどを家族で満喫し、お菓子を食べゴロ寝でゲームから脱出、メタボ予防を心がけました。

 曾祖母・祖母世代から、ひ孫へ一言、『ゲームは1日1時間!』、対するひ孫からは『じゃあ、どこかへ連れて行って!』と。出費はちょっとかさみますが、家族団欒や健康に勝るものはありませんね。

 皆様も、ご家族も、健康でお過ごしいただける一年となりますように!



☆情報ライブラリーのおすすめ図書

 今月のテーマは「メタボリックシンドローム」です。
 まずは当プラザ副センター長監修のこちらをご覧ください。

 ・完全図解「メタボ脱出ガイド」
   ◆−特定健診・特定保健指導の上手な利用法
     あいち健康プラザ副センター長 津下一代 監修(法研2008)

 健康開発館だよりにもありましたように子どものメタボも心配!
 まずは規則正しい食生活から。

 ・子どもの欠食・孤食と生活リズム
   ◆−子どもの食事を検証する  藤原良和 著 (第一出版2010)



☆編集後記

 「メタボ」という言葉、最近は誰でも知っていますよね。6歳の私の息子ももちろん知っています。でも、どうやら「おなかが出ている状態」が「メタボ」と思っているらしく、幼児体型でちょっと出ている自分のおなかを気にしています。
 「メタボ」をちゃんと説明してあげたいところですが・・・6歳にはちょっと難しいかな?と思い説明していません。
 皆さんは「メタボ(メタボリックシンドローム)」の状態を正しく知っていますか?私の息子レベルでしたら(そうでなくとも)是非あいち健康プラザにお越しください。



☆配信案内

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